ナイトケアの重要性

夜間に介護をおこなうナイトケアは、同居する家族を助けるサービスである。昼間、家事や仕事をしながら介護をすることは大きな負担となる。夜間のトイレ介助や寝返りの手伝いは、精神的にも肉体的にも辛く、介護疲れや介護うつを招く可能性もある。

万が一、介護をしている家族が介護うつを発症した場合には、不安や倦怠感、睡眠障害などといったうつ病の症状を発症し、やがて無気力に陥ってしまうこともある。最悪の場合は、家族共倒れということも考えられる危険な病だ。

ナイトケアによって、夜間だけでも介護から解放される時間を作ることで、家族はゆっくり休息をとることができるため、介護の負担を減らすことができる。ナイトケアは、要介護者だけではなく、その家族のためにも重要な役割を担っているのだ。

また、一人暮らしをしている要介護者にとっても、ナイトケアは重要である。その理由は、夜間の気温の変化である。地域や季節によっては夜間に気温が上がったり、下がったりすることもある。体が不自由な状態では気温の調節ができず、体に異変が生じる場合もある。ナイトケアを利用することにより、室内を適温に保つことができるのだ。また、夜間に転倒したり、体調に異変が起きる可能性もあるため、ナイトケアで安否確認をすることができる。

ナイトケアは、夜間のトイレや寝返りの介助だけをするわけではない。利用者やその家族の肉体と精神の健康を守ることができて、更に生命を守ることもできるのである。